誰でも生涯に一度は、他人である誰かに、理屈抜きで惚れ込んでしまうときがある。
後日、冷静になってみれば『何故?』と思えるような相手であっても、その時は本当に盲目的に恋いこがれるのだ。
それが青春時代にあれば、周囲もほのぼのとした感傷でついつい応援したくなるものだ。
さて、ヤンキースに対する松井の思いはどうだったのだろうか。
とは言っても、実は私にはよく分からない。
分からないが、松井が好きだと言うのだから、それならばヤンキースを応援してやろう。
その松井が、ついにヤンキースを見限ってエンゼルスに移ると言う。
いいではないか。
金銭面では恐らくヤンキースより低いのだろう。
それでも松井は行くと決めた(らしい)。
いいではないか。
『意気に感ずる』と、良く云う。
が、今回の一連の報道を見ている限り、ヤンキース側にはそれに値する何ものも無かったように思う。
最後に取って着けたような綺麗ごとをGM が言っていたようだが、それまでの対応があまりにも冷淡。
それがビジネスであるというならば、松井よ、世の中にはビジネスライクだけではどうにもならない人間としての生き方があるのだということを、示してくれ!
勝手だが、今回の松井の決断に、日本人の生き方を見たように感じるのだ。
松井本人にはないかも知れないが、応援する側の身勝手で、そう思わせてくれ。
来季は、是非ともヤンキースと最終戦を闘い、その過ちを思い知らせて欲しい。
話は別だが、マリナーズの松井も見たかった(笑)

